電子書籍の新風

○デジタルキオスクがコンテンツをオンライン販売

　JR西日本が2000年2月14日に発表したところによると、1999年12月26日で一旦終了した実証実験で人気があったコンテンツをデジタルキオスクのウェブサイトでオンライン販売を2000年2月15日から開始しています。

　デジタルキオスクというのは通常のキオスクの様に駅構内などに設置されたデジタルコンテンツの自動販売機というもので元々は1999年9月1日から12月26 日にかけてJR西日本の主要5駅で実験的に販売していたもののことです。

　デジタルキオスクそのものについての今後の展開はまだ未定との事。　ぜひ正式にサービスを開始してもらいたいですね。それもJR西日本限定ではなく、他のJR各社の駅でも展開してもらいたいなと思います。もっというのなら、JRの駅以外でも展開してくれたらうれしいなと思います。

○書物復権

　2000年2月14日に日販の子会社ブッキングを中心に他出版系の岩波書店、紀伊國屋書店、勁草書房、東京大学出版会、白水社、法政大学出版局、みすず書房、未來社の8社が共同で書物復権というサイトを開設しました。
　名著と言われながら絶版となった本。それを読む為には図書館を廻ったり、古書店を巡るしかりませんでした。そうした本についてリクエストに応じて復刊させようという企画です。
　リクエスト受付期間は2000年2月14日から3月中旬までとのことです。

　書物復権運動そのものは、1997年に上記8社でスタートし、専用の葉書を使ってリクエストするという方法で今まで105点の本が復刊されてきました。　今回はインターネットという手段を利用する事でより一層の良書が復活する事を期待します。

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