電子書籍への誘い vol.003 2000/06/13 =================================== http://www.renya.com/textware/mailmag.htm  メールマガジン『電子書籍への誘い(いざない)』はウェブサイト『電子書籍 という潮流』を主たる母体としたrenya.com(れにゃドットこむ)が発行してい る電子書籍に関する総合メールマガジンです。 [00]:電子書籍関係のニュース --------------------------- http://www.renya.com/textware/newspage.htm ●iPublish.com  米国タイム・ワーナー社は2001年はじめに電子出版部門を設立すると発表。 新部門名はiPublish.comで独立した編集や販売スタッフを備える他、同社が紙 で販売してきた本も扱う。値段を紙よりも低価格に抑える事が出来るというの が特徴。  既存の出版社が本格的に電子書籍へ参入するのは初とのこと。懐疑的な見方 も多い中、電子書籍らしさをどうだせるかが成功の鍵を握ると思います。 ●Pocket PC向け無料ダウンロード  米国マイクロソフト社はSimon&Schuster社が版権を持つ小説スタートレック の15作品をBarnesandNoble.com社の専用サイトから無償ダウンロード出来るサ ービスを期間限定で提供。読むためにはWindows CEの後継であるPocket PCと 専用のMicrosoft Readerが必要となっている。また、Random House社が版権を 持つMichael Crichton氏の最新作TimeLineも無料ダウンロード出来る。  ハードを売るためにはソフトが重要。そのソフトの一翼を電子書籍が担うよ うになってきたみたいですね。 ●パピレスとbarobookが提携  日本最大規模のオンライン書店、パピレスを運営しているフジオンラインシ ステムと韓国のbarobookが提携を発表。相互リンクなどを展開。  barobookは1997年に設立された韓国で最初の電子書店で当初はパソコン通信 を使って販売していたが、インターネットにも進出。現在、40社以上と強力し て約3200冊の書籍データをデジタル化している。  富士通系のベンチャーとして設立されたフジオンラインシステムは1995年の 設立直後から電子書店パピレスを運営。当初はパソコン通信のNIFTY-Serve上 で展開していたが、後にインターネットに進出。現在までに累計で30万冊以上 を販売。  パピレスについては近い内に特集でも取り上げたいと考えています。  2000年6月2日に確認した時には既に双方ににバナーによるリンクが掲載され ていました。  国境を越えた提携が簡単に出来てしまうというのも電子書籍の大きなメリッ トの1つですね。 ●PDFカンファレンス  ユーザー組織であるPDF Conferenceが主宰するPDF Conference 2000が2000 年7月13日、14日にかけて行われます。 [00]:ML及びebook-sへのご招待 ---------------------------- http://www.renya.com/textware/ ●MLへのご招待 http://www.renya.com/textware/ml.htm  renya.comでは電子書籍に関する事なら、データ形式の話しからウェブノベ ルの感想まで何でもO.K.のメーリングリスト『電子書籍への飛翔』を開設して います。  参加の方法は ebook-request@a2.easyml.com 宛に join "renya"  のrenyaとinfo@renya.comをそれぞれご自分の名前とメールアドレスに書き 換えたものを本文に書いて送信してください。  ぜひこのメールマガジンの感想などをお寄せ下さい。 ●ebook-sへのご招待 http://www.renya.com/l/ebs/  電子書籍に関するリンクを自由に登録していただける様にeGroupsにebook-s というグループを開設しています。グループのメンバーとして登録していただ ければ自由にリンクを登録出来ます。サブフォルダーなども含めて電子書籍に 関係がある事なら自由に登録してもらえればと思います。  メッセージ機能は管理者のみが投稿出来る設定にしてあり、この電子書籍へ の誘いが発行されています。まぐまぐと2重に登録されている場合は、2通届い てしまいますので、まぐまぐの方を解除してもらえればと思います。 [00]:編集後記 ------------- http://www.renya.com/textware/mag003.txt ●シャープのTVCM  ZAURUSで文庫。インターネットで本を買うというTVCMをシャープが行ってい ます。TTVという優れたソフトウェアもあり、たしかにザウルスでの電子読書 って簡単でいいなと思います。 ●発表の場  vol.002で電子書籍に注目する理由を書きましたが、1つ書き忘れました。ボ クがそもそも最初に電子書籍に興味を持った理由はアマチュア小説家として発 表の場が欲しかったからです。もっとも、中学の時に3部作のカイン王国シリ ーズというものを書き上げて以来、一度も書き上げたことがないのため、発表 する作品が存在しないので、実際には発表の場があっても仕方がないんですけ どね。  ちなみに、この考え方はパソコン通信やインターネットに興味を持ち、ニフ ティのフォーラムに参加したり、ウェブサイトを開設したり、メールマガジン を創刊した大きな理由の1つでもあります。 ●日本電子決済企画  2001年3月を目処に営業開始を目指すイーバンク銀行という少額決済取引専 門銀行の動きに注目したいです。どんな感じなのかはまだ全然知らないんです が、少額決済が気軽に出来るようになれば、いいなという希望はずっと持って いるので、どうしても期待してしまいます。 ●特集の延期  オンライン小説登録/検索/情報サイト紹介をこの号でやろうと考えていま したが、どうしても記事がまとまらなかったため、次号以降に延期します。 [00]:奥付 --------- http://www.renya.com/textware/mailmag.htm  電子書籍への誘い vol.003 2000/06/13 (Since 2000/03/08)  Copyright (C) 2000 by renya.com All rights reserved.  e-mail address:info@renya.com  電子書籍という潮流 http://www.renya.com/textware/  吉野宗大(Yoshino Munehiro) info@renya.com  電子書籍への誘いは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』及びeGroups のebook-sグループを利用して発行しています。  『まぐまぐ』でのマガジンIDは0000027186です。( http://www.mag2.com/ )  登録及び解除は http://www.renya.com/textware/mailmag.htm で出来ます。  2000年5月28日に発行したvol.002の『まぐまぐ』での購読者数は489人、ebo ok-sでの読者数は2人でした。 $$