第33回京都大章典(GII)

 京都競馬場芝2400メートル。

 今年の皐月賞馬セイウンスカイ、今年の春の天皇賞馬メジロブライト、去年の有馬記念の覇者シルクジャスティスとGIホースが3頭出走の豪華なGII。

 ダービー4着以来4ヶ月の休み明けの1枠のセイウンスカイがゲート入りで多少ごねた他は順調の枠入り。この馬は皐月賞の時もごねたんですよね。レース後横山騎手も言っていましたが、またゲート審査ですね。さて、スタート後、予想通りセイウンスカイは大逃げ。一時は10馬身ほども引き離す。その後第4コーナーで詰め寄られた後、二の足を使い見事勝利をおさめた。セイウンスカイに次いで2着に入ったのはメジロブライト。シルクジャスティスもステイゴールドをかわし3着に食い込んだ。

 このレースはセイウンスカイが強いというよりも横山騎手がうまかったと思います。いや、セイウンスカイは予想以上に強かった。メジロブライト、シルクジャスティスはまあ休養明け初戦ということで、次のレースに期待です。ただ、古馬2頭としてはサイレンススズカを倒さなければ今年の秋の栄光はありません。そういう点で、皐月賞馬とはいえ、4歳馬にあっさり逃げ切られるようでは、ちょっと不安ですね。

第46回毎日王冠(GII)

 東京競馬場芝1800メートル。

 今年の宝塚記念優勝のサイレンススズカ、同じく今年のNHKマイルCを無敗で勝ったエルコンドルパサー、去年の朝日杯三歳Sを圧倒的な強さで勝ったグラスワンダーと3頭のGIホースが出走。丸外は天皇賞やクラシックに出ることが出来ないので、ひょっとするとそれらのGI以上のメンバーかとも言われるほど。

 1番人気はサイレンススズカ。その後をグラスワンダーとエルコンドルパサーの無敗の4歳外国産馬が追う。この3頭が1桁で次はいきなり30倍以上となっている。

 予想通り武豊騎乗のサイレンススズカが逃げるが、思ったほど大逃げにはならず、第4コーナーでは差はかなり詰まる。が、やはりこの馬はずば抜けていた。そのまま直線を逃げ切り勝利。2馬身差の2着にはエルコンドルパサーが入る。グラスワンダーは5着と破れた。サイレンススズカはこの距離では流石に強かった。2馬身という着差以上にエルコンドルパサーとの力の差はありそうです。といっても、エルコンドルパサーもけして弱くはない、いや並のオープン馬では相手にならない強さだと思います。グラスワンダーは去年のような怪物ぶりを発揮するというわけにはいきませんでした。今後どうなるのでしょうね。


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