現在はZAURUSシリーズやPalmシリーズそしてWindows CEシリーズなどPDAやHandheld PCまたはPalmtop PCと呼ばれる携帯情報端末が花盛りです。しかし、それらのマシーンを使っている人々の中にはどのマシーンも帯に短し襷に長しという印象を持っている人も多いのではないのでしょうか。そんな人達が集まり自分達が求めているマシーンを共に考えようという話しがDreamLX Projectです。DreamLXのLXというのは発案者が使用しているHP200LXからとられています。

DreamLX Projext

 HP200LXの生産継続懇願に関する話題は We Need HP200LX at renya.com を参照してください。
 JKITについても触れています。

DreamLX宣言

 1999年7月6日、ボクらがとても便利に使っているHP 200LXですが製造中止が製造元の米国HP社から発表されました。
 200LXはいつまでも製造されるものだという幻想をボクらは持っていたのかもしれません。しかし、幻想はやっぱり幻想、なのかもしれません。既に6年以上前にその形が完成している200LXは製品としての寿命を全うしたといえるのでしょう。
 しかし、大学生活4年間を200LXと共に過ごしているボクとしては企業に利益をもたらす製品としての寿命を全うした200LXの代わりとなる製品が現在生産中止を発表した存在しているとは言えないと考えています。そこで、2000LXとでも言うべきポスト200LXという夢の、しかし現実可能なボクらが欲している新しいLXを考えていこうとこのページを作りました。
 このProjectの成果をHP社をはじめとしたメーカーに示し、ボクらが欲しているマシンを生み出せたらいいなと思っています。
 1999年7月24日。HP200LX生産継続懇願街頭署名を秋葉原でやりながらDreamLX宣言をここに記す。

 2000年というミレニアムな年に2000LXという驚異のマシンが手元にあればいいななんて想ってわくわくしています。[07/28/99]
 現在のところ、HP200LXがなくなってしまうと、ボクはとっても困ってしまいます。しかし、いつまでもここに止まっているわけにもいかないのでしょう。[08/07/99]

別プロジェクト

 同じ様なページとしてPost-HP 200LX by YAFOがあります。また、FHPPC(HP PC Users' Forum)の18番会議室(【企画運営】  FHPPCへの意見箱)や2番会議室(【サロン・ド・恵梨沙6】 フリートーク!)でもこれに関する話題が出ています。[08-07-99]
 FHPPCとしては10番会議室(【意見交換】 歓迎 PDAライバル & OmniGo!)がその為の会議室となったようです。[08/10/99]

 FHPPCの10番会議室を中心に オープンハードウェア・パームトップコンピューティング協議会 による Morphy One が生まれつつあります。これについてはDreamLX Projectとの混同を避ける為に専用のページを参照してください。[11/07/99]

専用メーリングリスト等開設

 8月30日に DreamLX Projct の為のメーリングリスト兼掲示板をeグループ日本語版を利用して開設しました。

 dreamlx@egroups.co.jp にメールを送ってもらえれば誰でも DreamLX に関して意見を出す事が出来ます。
 また参加を希望する方は dreamlx-subscribe@egroups.co.jp 宛てに本文無しのメールを送ってもらえれば参加出来ます。

 発言の内容は http://www.egroups.co.jp/list/dreamlx/ でチェック出来ます。

DreamLX Projcetグループに入りませんか?
メールアドレスを入れてボタンをクリック!
dreamlxグループのページ
無料メーリングリスト  eGroups

現状認識

 次への1歩を踏み出す時の指針の1つになればいいなと思っています。
    HP200LXの良い点
  1. テンキーの存在
  2. キーピッチの空いたキーボード
    →2重押しの防止
  3. 単三電池という汎用的な電源
  4. 基本システムのROMへの内蔵
    →リカバリが容易
  5. 完全までのレジューム機能
  6. 青空の空の下でも使える液晶
  7. 統一された操作性
  8. DOSの豊富なSoft資産
  9. 高機能な電卓の標準搭載
  10. 表計算ソフト1-2-3の標準搭載
  11. ファンクションキーの存在
  12. 比較的頑丈
  13. キーボード表面と基盤との完全分離
    →水分の基盤への侵入を防止
  14. 米国の小切手帳サイズという大きさ
    →Gパンの尻ポケットに入る
  15. 所謂首折れの際は必ず右が折れる
  16. リペアセンターの親切な対応 →首折れに対する対応
  17. 自由にフォームを設計出来るデータベース
  18. 安定しているシステム
  19. 完全なPC →独立して使う事が出来る →他のPCとの連係も比較的容易
  20. セルフ開発が出来る
  21. 開発環境が安価
  22. 複数ソフトの同時起動
    →タスクスイッチ →擬似マルチタスク
  23. GUIのルーチンをROMに内蔵している
    →プログラム内部にGUI部分を持たないため、ツールキットとして使うことで統一されたLook&Feel、プログラムサイズの減少
  24. クリップボードでアプリ間の連携が簡単
  25. SystemMacros を使うことでアプリ間の連携が「標準状態で」可能
  26. 立ったまま使えるキーボード
  27. ブルーキーによるソフトの1発起動
  28. フラッシュカード全コピーで、完全バックアップが可能
  29. 迅速で丁寧なユーザーサポート
  30. ワールドワイド保証
    HP200LXの悪い点
  1. バックライトの不存在
  2. 標準で日本語に対応していない →JKITを利用してもMENUやHELPは英語のまま
  3. モノクロ液晶
  4. タッチパネル方式ではない →GUIだとやはり直接触って動かしたくなる
  5. 部品の販売をしていない
  6. DetaBaseの件数の上限が事実上1500件程度まで
  7. APPTで日付を越える予定を入れることが出来ない。
  8. 1-2-3とDOSの擬似マルチタスクができない。
  9. 赤外線が規格が古い
    →現在あるPDAと接続が出来ない
  10. PCMCIAカードの規格が古い
    →使えるカードが限られる
  11. MEMOやGDBなどのNOTEでのワードトラップにより行末の2バイト文字が化けてしまう。
  12. ヒンジが壊れやすい
  13. 100LXに比べると全体的に液晶の視認性などが悪い。
  14. クイッケンが日本の実情にあっていない。
  15. CPUスピードなどが発売当時の段階で古い世代だった
  16. 赤外線の規格が古い
  17. カードモデムが事実上14.4Kまでしか使えない
    Jornada 680の良い点
     同じHP社の製品ということで、Windows CE H/PCマシンの代表としました。
  1. カラーである
  2. Windows 95/98とユーザーインターフェースが似ている
  3. タッチパネルであること
  4. ポストペットが使える →タッチパネルのお陰で、直接なでたり叩いたり出来る
  5. PCのOutlookと簡単に同期がとれる
  6. Pocket WZ Editerが使える
  7. Oyajin appointmentが使える
    Jornada 680の悪い点
  1. いつも持ち歩くには若干サイズが大きい
  2. 青空の下では画面を見ることが困難
  3. Outlookの月表示で内容がでない
  4. 単三電池の様な汎用的な電源ではない →外で電池が切れるとどうしようもなくなる
  5. Pocet Excelでグラフが表示されない
  6. 別にWindows95以上のPCがほとんど必須
    その他のポイント  HP200LXやそのライバル達の利点や欠点ではなかなかわからないが、重要な事。
  1. 長く使えるマシン →PCとの連係なども重要だが、ソフトのバージョンアップのたびにハードを買い直さないといけないというのはあまりうれしくない
  2. 万年筆の様なマシン